ラブドールを注文したあと、多くの人が調べるのは納期だ。実際、当サイトでいちばん読まれているドールの記事は注文から届くまでの記事だったりする。ただ、その先にもう一段ある。箱を開けた瞬間から、保証の時計が動き出しているということだ。
タクです。10万円台から数十万円の買い物で、もし不良品だったらどうなるのか。ここを調べずに開ける人が多いと思う。先に結論を3つの数字で言う。保証は到着から8日、不良の連絡は到着から3日以内、そして一度使うと保証は使えない。この記事の数字は、正規代理店のYourdollが公開している「返品・保証について」のページを実際に読んで整理したものだ(2026年8月時点)。
まず3つの数字を覚える。これで9割決まる
- 保証期間=商品到着日から8日。製造・加工の欠陥が対象で、費用はかからない
- 不良と思われる症状・輸送中の破損は到着後3日以内に連絡。8日より先にこちらの締切が来る
- 保証は「使用していない商品」だけが対象。使ってから見つけた不良は、原則そこで終わる
この3つのうち、いちばん見落とされるのが3番目だと思う。「とりあえず使ってみて、変だったら連絡しよう」は完全に逆順だ。順番は「確認してから使う」で固定されている。
もうひとつ前提として、ラブドールはオーダーメイド扱いなので、発注後のキャンセルや内容変更は受けてもらえない。つまり「注文を間違えた」は注文前にしか直せない。ここは出荷前写真の記事で書いた確認工程が効いてくるところだ。
症状別。保証で戻るもの・戻らないもの
| 起きたこと | 保証の扱い | 期限 | 最初にやること |
|---|---|---|---|
| 配送中の汚れ・破損(箱が潰れて本体に傷) | 対象 | 到着後3日以内に連絡 | 外箱・伝票・本体を撮ってから連絡 |
| 注文確認メールと違う商品・仕様が届いた | 対象 | 使う前に連絡 | 使用を止めて、確認メールと現物を突き合わせる |
| 製造・加工の欠陥 | 対象(無料) | 到着から8日以内 | 使う前に全身を確認 |
| ウィッグ・服など付属品の入れ忘れ | 保証の対象外だが、後から追加発送で対応 | 気づいたら早めに | 同梱物を数えて連絡 |
| 思っていた色・サイズと違った(自己都合) | 対象外 | — | これは注文前に防ぐしかない |
| 自分でつけた傷・破損 | 対象外 | — | — |
| 使ってから気づいた不良 | 原則対象外 | — | — |
| 8日を過ぎた/他店で買った商品 | 対象外 | — | — |
表で言いたいことは1つだ。保証が効く不良と、効かない不満は、はっきり分かれている。「イメージと違った」は保証では戻らない。だから当サイトは出荷前写真と店選びを先にしつこく書いている。事後の保証より、事前の確認のほうが守備範囲が広い。
届いた日にやる開封5手順
3日という締切がある以上、受け取ってから何日も置いておくのは危ない。俺は4体受け取っているが、いまはこの順番で固定している。
- 受け取った当日か翌日に開ける。店側の案内は「目安として1週間以内」だが、不良連絡の締切が3日なので、実質の締切はそちらだと考えたほうがいい
- 開ける前に外箱を撮る。潰れ・破れ・濡れがあれば、配送伝票も一緒に写す。輸送事故は写真が全部になる
- 注文確認メールを開いて、1行ずつ突き合わせる。身長・素材・ヘッド・骨格・選んだオプション。記憶ではなくメールと照合する
- 同梱物を数える。ウィッグ、服、付属品。入れ忘れは保証とは別枠で追加発送してもらえるので、遠慮せず連絡していい
- 気になる点が1つでもあれば、使う前に連絡する。ここだけは順番を絶対に入れ替えない
開封そのものの流れ(箱の重さ、どこで開けるか、梱包材の片づけ)は届くまでの記事に書いた。開けたあとの置き場所は保管の記事のほうだ。この記事は、そのあいだにある「確認」の話だけをしている。
保証が消える3つの行動
- 先に使ってしまう。仕様が違うと気づいた状態で使った場合は、返品も交換も対象外になる。メーカー側でも対応できない領域だと明記されている
- 連絡せずに送り返す。店に連絡なく返送された荷物は受け取りを辞退される。動く前に必ず連絡が先
- 日数を数えていない。3日も8日も起点は「到着日」。受け取った日をメモしておくだけで防げる
正規店は出荷前に検品をしている。それでも製品の特性上、見落としがまれに起きうることは店側も認めている。だから買う側の仕事は「不良を疑うこと」ではなく、「不良だったときに間に合う状態を作っておくこと」だと思う。5分の確認で、10万円以上の買い物の逃げ道が残る。
この数字は店ごとに違う。必ず自分が買う店の規定を読む
ここまで書いた8日・3日は、あくまでYourdollが公開している規定だ。店が変われば期間も条件も変わるし、そもそも保証条項をきちんと書いていない店もある。偽物・非正規の記事で書いたとおり、保証・返品のページが具体的に書かれているかどうかは、その店が正規かどうかの判断材料そのものだ。値段だけで選ぶと、ここが空白の店に当たる。
注文する前に、その店の「返品・保証について」を一度開いて、①保証期間が何日か ②不良連絡の締切があるか ③使用後の扱いがどう書かれているか、の3点だけ確認しておく。これだけで店の姿勢はかなり分かる。Yourdollの実際の対応や運営の中身は評判の記事にまとめてある。
よくある質問
保証8日は短くないですか。
家電の初期不良対応(1か月級)と比べれば短い。ただしオーダーメイドの大型品で、使用後は状態を戻せないという事情がある。短いこと自体を嘆くより、到着日を起点に数えて、当日か翌日に確認を終わらせる運用にしたほうが早い。
注文したあとにキャンセルや仕様変更はできますか。
できない。オーダーメイドとして生産に入るため、発注後のキャンセル・内容変更には対応しないと明記されている。迷いは注文ボタンを押す前に全部つぶしておくこと。
ウィッグや服が入っていませんでした。これも保証ですか。
付属品の発送漏れは保証の対象外という扱いだが、後から追加発送で対応してもらえる。保証とは別の話なので、期限を気にせず連絡していい。
保証が使えなかった場合、修理はできますか。
TPEやシリコンは補修材で直せる範囲があるが、自己責任の作業になる。保証期間内なら自分でいじる前に店へ連絡するのが先。手を入れてしまうと「元の状態」ではなくなり、対象外の条件に当たる。
まとめ。開ける前に、到着日をメモする
やることは3つだけだ。①到着日をメモする(3日と8日の起点になる)②開ける前に外箱を撮り、注文確認メールと突き合わせる ③気になる点があれば使う前に連絡する。ラブドールの保証は、期間が短いというより「使う前」という一点に全部かかっている。楽しみにしていたものが届いた日に確認作業をするのは面倒だが、5分で済むし、その5分だけが唯一の保険になる。
