基礎知識

ラブドールの手入れは実際何分かかるか。6年目の俺のルーティンと、やってはいけない5つのこと

買う前の俺が知りたかったのに、どこにも書いていなかったことがある。「手入れって、実際のところ何分かかるのか」だ。販売ページは「お手入れ簡単」としか書かないし、掲示板は「地獄」と「余裕」が混在していて参考にならない。

タクです。ラブドール歴6年、3体目。先に俺の結論を書くと、使用後の手入れは慣れれば15〜20分。週次のメンテは10分。ただしこれは「正しい手順を知っていれば」の話で、俺は1体目のとき自己流でやって肌をベタつかせ、余計な時間と金を使った。この記事はその失敗込みのルーティンだ。

手入れの全体像。やることは「洗う・乾かす・粉」の3つだけ

難しく見えて、幹は3つしかない。①汚れを落とす(ぬるま湯+中性石鹸)②水分を完全に飛ばす(押し拭き→自然乾燥)③TPEならベビーパウダーで仕上げる。時間がかかるのは②の乾燥で、ここを急ぐと失敗する。

タイミングやること俺の所要時間
使用後(毎回)使った部位をぬるま湯と中性石鹸で洗浄→タオルで押し拭き→自然乾燥→(TPE)パウダー手を動かすのは15〜20分+乾燥の放置時間
週1全身を固く絞ったタオルで拭く→ホコリ取り→肌の状態チェック(ベタつき・圧痕)10分
月1全身の洗浄またはしっかり拭き上げ→(TPE)全身パウダー→保管姿勢の変更30〜40分

ポイントは、毎回フルコースをやる必要はないということ。使用後は使った部位だけでいい。ここを勘違いして毎回全身を洗おうとすると、確実に嫌になる。ドールの手入れは筋トレと同じで、完璧な計画より続く計画の方が強い。

TPEとシリコンで手入れはこう違う

俺はTPEもシリコンも所有した上で言うが、手入れの手間は素材でかなり違う。TPEは表面に皮脂のようなオイルがにじんでベタつきやすく、パウダー仕上げが実質必須。シリコンはベタつきにくく、パウダーの頻度を落とせる。日々の手入れを軽くしたい人がシリコンを選ぶ理由はここにある(素材選びの全体像はTPEとシリコンの比較記事にまとめた)。

やってはいけない5つ。俺の失敗と店の注意書きから

  • 熱湯を使う。素材が変形・劣化する。洗浄は必ずぬるま湯(体温くらい)で
  • アルコール・除菌シート・強い洗剤で拭く。手軽に見えて素材の油分を奪い、劣化を早める。中性石鹸だけでいい
  • ドライヤーの温風で乾かす。急ぐ気持ちは分かるが熱は大敵。使うなら冷風。基本は押し拭き+自然乾燥
  • オイル系(ベビーオイル等)を塗る。TPEには逆効果でベタつきが悪化する。仕上げはパウダー一択。俺はこれで1回失敗した
  • 濡れたまま・湿ったまま保管する。カビと劣化の最短ルート。乾燥だけは絶対に妥協しない

あとひとつ、手入れとセットで効くのが保管方法だ。どれだけ丁寧に洗っても、置き方が悪いと圧痕と色移りで台無しになる。保管とバレ対策の記事に書いたので、まだの人はセットで読んでほしい。

手入れ用品は最初に揃える。後から買い足すと面倒になる

必要なのは、中性石鹸・柔らかいタオル2枚・ベビーパウダー(TPEの場合)・パフか柔らかいブラシ。どれもドラッグストアで揃うレベルの物でいいが、「届いてから買いに行く」ではなく本体と同時に揃えておくこと。初日に手入れ用品がないと、そのまま雑な扱いが習慣化する。購入店によっては手入れ用品やフックがオプションで一緒に買えるので、注文時に確認しておくと二度手間がない。

本体と手入れ用品・オプションをまとめて確認するなら

Yourdoll公式サイト

正規代理店。店の信頼性を先に確かめたい人は調査記事から。

よくある質問

お風呂で一緒に洗えますか。

全身を浴室に持ち込むのは重量的にも骨格的にもリスクが高い。関節や骨格の接合部から水が入ると乾かすのが大変なので、基本は部分洗い+拭き上げを勧める。

パウダーは何を使えばいいですか。

市販のベビーパウダーで十分。大事なのは銘柄より「濡れが完全に乾いてから薄くはたく」こと。湿ったままはたくとダマになる。

手入れをサボるとどうなりますか。

TPEはベタつき→ホコリ吸着→黒ずみの順で進む。俺は1体目でこれをやった。落とすのは大変だが、予防は週10分。どちらが楽かは明白だ。

ウィッグや服の手入れは。

ウィッグは人形用・ウィッグ用の要領で別洗い。服は必ず単独で洗い、濃色は色移りするので着せっぱなしにしない。このあたりは保管の記事でも書いた。

買ったばかりで気になる新品の匂いについては、匂いの原因と対策の記事に分けてまとめた。手入れとセットで読むと早く落ち着く。

まとめ。手入れは重労働ではなく、歯磨きと同じ習慣

使用後15〜20分、週10分、月30分。数字にすると、想像より軽かったんじゃないかと思う。手入れで挫折する人の大半は、量ではなく「間違った方法で余計な仕事を増やしている」パターンだ。ぬるま湯・中性石鹸・完全乾燥・パウダー。これだけ守れば、ドールは想像よりずっと長く綺麗なままでいてくれる。