アニメ・ファンタジー系

Funwest Doll(ファンウェスト)の評判と実力。4体目の候補から見送った俺が、それでも勧める人を書く

アニメ系ラブドールを調べていくと、Aotume・MOZUに続いて必ず名前が出てくるのがFunwest Doll(ファンウェストドール)だ。公式写真がとにかく上手くて、値段は市場平均よりやや安い。「これでいいのでは」と思わせる力が強いメーカーだ。ただ、その「これでいいのでは」の中身を分解した記事は少ない。

タクです。ラブドール歴6年、乗り換え含めて3体目。いま4体目にアニメ系を買う検討を連載中で、正直に書いたとおり、Funwestは候補から見送った。この記事では調査で分かったFunwestの実力と、俺が見送った理由と、それでも「この人ならFunwestが正解」と言える条件を整理する。見送ったメーカーだからこそ、忖度なしで書ける。

Funwest Dollとは。若いのに評価が高い理由

Funwest Dollは2021年に中国・東莞で設立された、この業界ではかなり若いメーカーだ。それで評判を聞くようになったのには理由が3つある。

  • 写真が上手い。グラビア撮影のような公式写真で世界的にファンを増やしてきた。商品の魅力が伝わる力は業界トップクラスだ
  • コスパがいい。152cm級で約14万円前後からと、同クラスの相場よりやや安い。それでいて職人の手作業仕上げで、実機レビューでも造形の評価は高い
  • 幅が広い。アジア系・欧米系・コスプレ系・ぽっちゃり系まで系統を横断していて、独自配合のTPEが主力、モデルによってはシリコンも選べる(素材の違いはTPEとシリコンの記事

重要な整理。Funwestは「アニメ系メーカー」ではない

ここがこの記事で一番伝えたいことだ。アニメ系の選び方で3社を比較したが、実はこの3社は同じ土俵にいない。AotumeとMOZUは「アニメの顔」を作るメーカー。Funwestは「実写寄りの美人」を作るメーカーで、アニメはコスプレという味付けで表現する。つまりFunwestのアニメ系は、キャラの再現ではなく「アニメっぽい雰囲気をまとった実写系」だ。

メーカー顔の路線価格帯の目安向いている人在庫を見る
Aotumeアニメ顔そのもの(カスタムで組む)15〜30万円2次元の理想を追い込みたい人Aotume一覧
MOZU DOLLアニメ顔そのもの(ソフビで画像どおり)5〜15万円確実さ重視・初アニメ系の人MOZU一覧
Funwest実写寄り美人×コスプレの味付け約14万円級〜(TPE主力)リアル系とアニメ系の間が好みの人Funwest一覧

俺が4体目候補から見送った理由は、まさにここだった。俺は6年リアル系をやってきて、4体目に求めているのは「アニメの顔の造形そのもの」。実写寄りならすでに3体目がいる。だからFunwestの完成度が低いから見送ったのではなく、俺の目的とFunwestの得意分野がズレていたから見送った。この違いは大きい。

逆に、Funwestを選ぶべき人

調査した内容を裏返すと、Funwestが正解になる人がはっきり見えてくる。

  • 「アニメ顔は行きすぎ。でも普通のリアル系は物足りない」という中間層。この帯を狙って作っているメーカーは実は少なく、Funwestの独壇場に近い
  • コスプレ的な楽しみ方をしたい人。衣装で世界観を変える遊び方なら、素体が実写寄りである方が幅が出る
  • 相場よりコスパを重視しつつ、造形の評価も落としたくない人。約14万円級からという価格は、同クラスの中で明確な武器だ

1つだけ注意も書いておく。Funwestの武器である「写真の上手さ」は、裏返せば実物との差を一番シビアに見るべきメーカーだということでもある。俺は1体目で「写真と別物」を食らって20万を失った人間だから、ここはしつこく言う。プロの撮影と自室の照明は別物だと最初から織り込んで、出荷前に実物写真を確認できる正規代理店で買うこと。これはFunwestに限らず、写真が上手いメーカーほど効く保険だ。

俺が普段から名前を出しているYourdollは60ブランド超を扱う正規代理店で、出荷前の実物写真確認に対応している(店の詳細はYourdollの評判記事)。Funwestを見るなら、メーカー名で検索して系統ごとに見比べるのが早い。

Funwestの系統(アジア・欧米・コスプレ)を見比べるなら

Yourdoll公式でFunwestの一覧・価格を見る

価格・素材(TPE/シリコン)・身長は商品ページの仕様欄で必ず確認を。

よくある質問

2021年設立と若いのが不安です。大丈夫ですか。

設立年より「実機の評価が出ているか」で見る方が実用的だ。Funwestは実機レビューで造形・仕上げの評価が出ているメーカーで、若さはむしろ写真・マーケの上手さという強みに出ている。不安なら正規代理店経由で買い、出荷前の実物写真確認をつければ若いメーカーのリスクはほぼ相殺できる。

アニメのキャラを再現したいのですが、Funwestでできますか。

キャラの再現が目的なら、Funwestは向いていない。コスプレ風の雰囲気表現が持ち味で、顔は実写寄りだからだ。特定のキャラ顔に寄せたいならAotumeのカスタム、アニメ顔を確実に手に入れたいならMOZUのソフビヘッドがそれぞれの正解になる。

TPEとシリコン、Funwestではどちらを選ぶべきですか。

Funwestの主力は独自配合のTPEで、コスパの武器もTPE側にある。肌の柔らかさ優先ならTPE、手入れの軽さと耐久優先ならシリコンという一般論はFunwestでも同じだ。俺は2体目のTPEで色移り事件をやらかしているので、TPEを選ぶなら濃色の衣装を着せっぱなしにしないことだけは約束してほしい。

まとめ。見送った俺が言うから信じてほしい

Funwest Dollは、写真の上手さ・コスパ・実写寄り美人×コスプレという独自路線で、若さに見合わない完成度を持つメーカーだ。俺が4体目候補から見送ったのは「アニメ顔そのもの」が欲しかったからで、Funwestの実力の問題ではない。リアル系とアニメ系の間に自分の好みがある人には、3社の中でFunwestだけが出せる答えがある。自分がどっち側の人間か分からなくなったら、MOZUの記事Aotumeの記事を並べて読んでみてくれ。欲しい顔の方向が、読み比べているうちに見えてくるはずだ。

【追記】それでもFunwestが気になる人向けに、無印とS・SJの2階層で見るモデル比較を書いた。価格の構造はそちらが分かりやすい。