ラブドールの世界は、日本だとアジア系・アニメ系の顔が主流だ。だから「金髪で彫りの深い、外国人の顔がいい」と思って調べ始めた人は、まず情報の少なさに戸惑うと思う。店のカテゴリページはあっても、欧米系を選ぶときに何が変わるのかをまとめた記事がほとんどない。
タクです。ラブドール歴6年、乗り換え含めて3体目。実は俺の1体目が、まさに欧米系だった。金髪で、彫りの深い顔で、160cm級。そして約20万を無駄にした(後悔の記事に書いた「写真と別物が届いた」のがこれだ)。誤解しないでほしいのは、失敗の原因は欧米系というジャンルではなく、俺の買い方だったということ。だからこの記事では、欧米系の魅力と、俺が身銭で学んだ落とし穴を両方書く。
欧米系ラブドールとは。何が違うのか
「欧米系」「外国人系」「海外系」と呼び方はいろいろあるが、指しているものはだいたい同じで、違いは大きく3つある。
- 顔の造形。彫りが深く、鼻筋が高く、目のくぼみがはっきりしている。アジア系の「かわいい」ではなく「きれい」「セクシー」の方向で作られている顔が多い
- 体型。腰の位置が高く、グラマー寄りの体型が主流。アジア系より肉感的なボディラインのモデルが厚い
- カスタムの幅。ここが欧米系の醍醐味で、色白から褐色・オリーブ系まで肌色の選択肢が広く、モデルによってはそばかす・日焼け跡のような「実在感を上げる仕上げ」まで選べる
金髪にしたいだけなら、実はアジア系の顔に金髪ウィッグを着けるだけでもそれっぽくはなる。ただ、彫りの深さと眉から鼻にかけての立体感だけはウィッグでは作れない。「外国人がいい」の中身が顔なのか髪色なのかを最初に切り分けると、選択肢の絞り方がまったく変わる。
先に現実の話。欧米系は「大きい」
欧米系で一番注意してほしいのが身長設定だ。リアルさを追求した結果、150cm台後半〜170cmのモデルが主流で、重さも30kg前後から40kg級まで普通にある。俺の1体目は160cm級だった。玄関で箱を受け取った瞬間の「思っていたのと違う」という感覚は、6年経ったいまでも覚えている。写真のかわいさに、重さは写っていなかった。
| 系統 | 主流の身長帯 | 重さの目安 | 扱いの現実 |
|---|---|---|---|
| アニメ系 | 60cm台〜145cm | 数kg〜20kg前後 | 小さい帯が厚く、扱いやすさで選べる |
| アジア系リアル | 140〜158cm | 20〜35kg | 140cm台なら日常の範囲。150cm超から体力仕事 |
| 欧米系リアル | 155〜170cm | 30kg前後〜40kg級 | ほぼ全モデルが「等身大の世界」。置き場所と体力の先確保が絶対条件 |
30kg超のドールがどういう生活になるかは150cmの記事で詳しく書いたが、欧米系はその一段上を覚悟することになる。だから俺の提案はこうだ。欧米系こそ、身長は下限側から探す。同じ顔の系統で155cm前後のモデルがあるなら、170cmと迷う理由はほとんどない。並べて写真で見ない限り、身長差より顔と体型の印象の方がずっと支配的だからだ。サイズの考え方全体はサイズの記事にまとめてある。
欧米系に強いメーカーの系統
俺が1体目で失敗してから学んだのは、欧米系こそ「どこの誰が作ったか」を見るということだった。調べ直して名前が繰り返し出てくる系統を紹介しておく。ラインナップは変動するので、最終確認は必ず店の商品ページでしてほしい。
- WM Doll。この業界の老舗大手で、欧米系リアル路線の定番。モデル数・カスタムの幅ともに厚く、「欧米系を初めて選ぶならまずここから見る」と言われる立ち位置だ
- Irontech Doll。2017年設立ながら欧米系に強いと評判のメーカーで、シリコンのリアル志向。彫りの深い男前・美人系の顔が得意分野
- YL Doll。欧米風のTPEモデルが厚い。TPEなので同クラスのシリコンより価格を抑えやすい(素材の違いはTPEとシリコンの記事)
- Zelex。2013年設立。医療用グレードのプラチナシリコンを使い、肌色4種など仕上げの選択肢が広いと紹介されることが多い
買う場所。海外直輸入はやめておけ
「海外系」で調べていると、海外の通販サイトや、正規かどうか分からない激安店も目に入ると思う。俺の1体目の失敗は、まさにここだった。店をろくに調べず「安くて写真がきれい」だけで選んだ結果、届いたのは掲載写真とは別物。彫りの深いきれいな顔のはずが、塗装の粗い「なんとなく似た何か」だった。返品交渉も通らず、約20万が消えた。
だから断言する。欧米系こそ店選びが命だ。理由は3つ。①正規メーカーの写真を使った別物が届く事故が、このジャンルの定番トラブル(俺が食らったやつだ)。②海外直買いは通関・関税・破損時の交渉を全部自分でやることになる。③アフターがない。30kg超の精密な塊に、保証なしで数十万を張るのは分が悪すぎる。
国内の正規代理店なら、この3つがまとめて解決する。俺が普段から名前を出しているYourdollは60ブランド超を扱う正規代理店で、WM Dollの公認店。出荷前に自分のドールの実物写真を確認できる仕組みがあるので、「写真と違うものが届く」不安を潰せるのが欧米系選びでは特に効く(店の詳細はYourdollの評判記事)。
よくある質問
洋モノAVの女優みたいな顔を期待していいですか。
期待値の置き方に注意してほしい。商品写真はプロのメイクとライティングで撮られている。正規品なら彫りの深さと雰囲気は本物だが、「写真の8割くらいで届く」と思っておくと満足度が安定する。俺の1体目のように8割どころか別物が届くのは店選びの失敗であって、正規代理店+出荷前の実物写真確認で潰せる。
褐色肌を選びたいのですが、注意点はありますか。
濃い肌色は塗装や素材の着色が濃いぶん、白い衣装への色移りや、逆に濃い衣装からの色移りの目立ち方が変わる。素材と手入れの基本はどの肌色でも同じなので、保管と衣装の色選びだけ意識すれば過度に恐れる必要はない。
日本の部屋に165cmオーバーは現実的ですか。
保管場所を先に確保できるなら不可能ではない。ただしクローゼットの内寸と、吊り下げ保管なら縦の空間を実測してからにしてほしい。届いてから測るのは順番が逆だ。保管の考え方は保管の記事にまとめてある。
金髪にしたいだけなら、欧米系でなくてもいいですか。
それでいい。手持ちのドールや、アジア系・アニメ系の顔に金髪ウィッグを合わせる方が安く早い。欧米系を選ぶ意味は髪色ではなく、彫りの深い造形と体型にある。そこに惹かれていないなら無理に選ぶ理由はない。
まとめ。欧米系は「顔と体型に惚れたか」で決める
欧米系ラブドールは、彫りの深い顔・グラマーな体型・そばかすや肌色カスタムという、アジア系にはない魅力がはっきりあるジャンルだ。そのかわり身長と重さの現実は一段厳しく、買う場所選びの重要度も高い。最後に正直なことを言うと、俺は欧米系で20万を失ったが、顔の系統としてはいまでも一番好きだ。失敗の原因はジャンルではなく買い方だった。身長は下限側から、店は実物写真を確認できる正規代理店から。この2つだけ守れば、あの失敗はあなたには起きない。保管の準備は保管とバレ対策の記事を先に読んでおいてくれ。
